音圧とイコライジング
- 2013/03/01
- 20:37

ずばり、音圧とイコライザー!!
これはいずれも音に厚みを出すという道具です。
音圧は当然コンプです。
まず冒頭の画像を見て下さい。
これは「And Your Bird Can Sing」のオーディオ波形。
上がBEATLESのオリジナル、下がわたくしの録音です。
解り易いように「Misery」も!

二つを見比べると、ギザギザ具合に違いがあります。
これがいわゆるコンプの掛かり具合です。
And は波形の密度が濃く、Miseryはギザギザ具合が大きいですよね?!
密度が濃い方はコンプの掛かり方が強く、ギザギザの大きい方はコンプが弱いのです。
同じアルバムでも「Help」はこう。

コンプは強めですが、音量は小さ目。
次「Dizzy Miss Lizzy」

Helpに比べればコンプは控えめですが、音量は大です。
こんな風に、波形を見ればだいたいその曲のコンプの強さはわかります。
で、録音するときもコンプが強めにかかっている曲はなるべく大きな音で録音しないと、原音に近ずきません。
当然録音もコンプ強めで録るわけです。
このあたりは偉そうに言いますと、ある程度経験も必要です。
わたくしも最初は、全く音圧が稼げずに苦労しました。
しかし今は逆に音圧を押さえるのに苦労するくらいです(^-^;
次にイコライザーですが、基本は上げるよりカットする!!です。
各パート、ローをカットするのは基本です。
その上で、楽器の重要な周波数以外をややカットし、それによってできた音量の余白を、コンプで上げてやることが重要かと思います。
コピー曲が最終段階の入った時には、この波形でいろんな処理を判断することも可能です。
たとえば、キメの部分で入る楽器の音量とか、フェードアウトのタイミングや、アウト具合もわかります。
ということで、イマイチ分かりずらい説明だったかもわかりませんが参考にして下さい<(_ _)>