PLEASE PLEASE ME

さて「PLEASE PLEASE ME」の録音後記です。

この曲はシングル第二弾として初のチャートNO1を獲得しました。
ホンマ、かっこええ曲ですね。

演奏の楽器構成ですが、JOHNは何を使っているのかわかりません(^-^;
なんせほとんど聞こえませんから・・・。

ただリマスター版の右CHから、アコギの音が時々かぶってくることから、たぶんJ-160をアンプに通していると思います。
試しにJ-160をアコギの音で録音してみましたが、違いました。
やはり初期によくある、ヴォーカルのマイクがJ-160の生音を拾った音でしょう。

GEORGEのギターもJ-160、カジノ、LPモデル(デュオジェットに近い)全部録りましたが、J-１６０でした。
カジノやLPではアタック感が有りすぎて、雰囲気が違います。

と、いうことでGEORGE、JOHNともにJ-１６０をアンプに通して使っていると推測。
そのように録音しました。


ではトラック別に。

ドラム
ドラムはBFD２のラディック・ブラックオイスターサンプリングです。
わたしはドラムソフトを３つ持っていますが、SONAR　X1ではワンタッチでこのソフトの切り替えが出来ます。
従って、取りあえずどれかを鳴らして、ドラムパートを打ち込んでおき、後で音源を差し替えるという便利なことが出来ます。
リズムセクションが豪華な時は、同時に全部を立ち上げて、ドラムはこれ、ボンゴはこれ、カウベルはこれなどという贅沢も出来ます。

プレイ的には、サビ前のフィルが印象的ですよね。


ベース
ベースはPAUL・森ッカートニーくんによるプレイです。
もちろんヘフナー。
イントロ一発目のハンマリングはギターとベースのユニゾンです。

JOHNのJ-１６０
掛け合いの「COME ON！　COME ON！」部でPAULとGEORGEのコーラス直後に聞えるギターがJOHNのパートではないかと思います。

GEORGEのギター
今回、このギターだけで７トラック使っています。
各部分で音量の取り方が非常にデリケートなため、別トラックを使いました。
アンシュミはGUITAR RIG４　画像のようなSETTINGです。

BEATLESの音は非常に太い、いい音で録られています。
チューブコンプを加えてみたのですが、まだまだほど遠いですね・・・。

ボーカル
これはJOHNメイン・PAUL・メイン・PAULコーラス・GEORGEコーラスとわけています。
存在感を出すために、同じパートを複製し、重ねています。
Wトラックではありません。

ハープ
ド～シ～ラ～ソ～ラソミ～
だけの、ハープなんですが、これがなかなか('〇';)
JOHNはハープ上手いですよ。

なにせデビューシングル、第二弾とハープが採用されているんですから、マーチンも使える!!と思ったんでしょうね。


この曲はシングルカットされたこともあり、非常に複雑に編集されていると思われます。
アルバムの中でも、ちょっと音が違います。
あっ、モノラルMIXでの話ですが。
ボーカルなどは、割れる寸前・・いややや割れ気味です。
しかし非常にパワフルで音圧が凄いです。
デジタルリマスターのステレオ版よりシングルバージョンの方が好きですね！

ちなみにモノとステレオはどう違うかと言うと、まずGEORGEのサビ後ギターがモノはハープとユニゾン、ステレオはちょっと違うフレーズを弾いてます。

あとAメロ３でJOHNとPAULが違う歌詞を歌い、そのあとJOHNは笑いながら「COME ON」を歌います。

というところが、大きな違いです。