イチロー電撃移籍
- 2012/07/25
- 09:09

イチローがヤンキースへ電撃移籍です。
しかしまあ、試合開始3時間前に記者会見しその直後、よりにもよってマリナーズのホーム、シアトルでいきなりのヤンキース戦・・・。
こういうときに夜勤は都合良し!!
記念すべき第一打席を観戦できました。
これまでの実績やイチローが野球に取り組む姿勢から、きっとシアトルのファンはスタンディングオベーションで迎えてくれるものと思っていました。
やはりその通り。
「ICHIRO SUZUKI!!」のアナウンス直後、大歓声と共に観客はスタンディングオベーションです。
イチローはヘルメットを取り、日本流のお辞儀でファンに深々と頭を下げました。
ちょっと涙が出ました。
試合前の会見で「20台前半の若手中心になってきたマリナーズに、自分がいてはいけないのではないか」という言葉が。
これはメジャーではよくあることなんですが、もうすでに地区優勝の望みもほぼ消えた状態の中で、すでに来季を見越した選手起用をする。
そこにスーパースターのイチローがいては、若手がアピールする場がひとつ減ってしまうということなのです。
もうひとつはやはり「チャンピオンリング」が欲しい、という気持ちも無いと言えばウソになるでしょう。
数々の記録、オールスターでのMVP、巨額の年棒・・・何もかも手に入れたイチローが唯一持っていないのはワールドチャンプなのです。
昨年メジャー挑戦以来初めて打率3割を切り、今年も2割5分前後をいったりきたりする。
これはやはりイチロー一人がどんなに頑張っても優勝に手が届かないことで、いつの間にか保てなくなったモチベーションが原因なのかも知れません。
それとさすがのイチローも、もうさほど長くプレーは出来ないということを感じたのでは・・・??
無名の2軍投手2名+2億弱という、破格値でトレードを自ら志願したのですから、環境を変え心機一転野球に取り組みたかったのだと思います。
そしてその新天地での第一打席、イチローは見事センター前にヒット、また大歓声を受けたのです。
一方でその昔、金に目がくらんでマリナーズを捨てたと言われた、A・ロッドが大ブーイングを受けていたのは対照的でした。
ヤンキースと言えば、日本のどこかの球団と同じく、金にモノを言わせ高額の一流ホームランバッターを並べたチームで、あまり好きではありませんでした。
しかしイチローの加入で、ワールドシリーズチャンピオンになるまで応援したくなりました。
永遠の野球少年の加入で、本当の野球を忘れていた金満集団も、変わると思いますし、「持ってる」イチですから、今秋、彼の指にチャンピオンリングが輝くことが、極めて現実味を帯びてきました。
頑張れ、イチロー!!!