What You're Doing
- 2012/05/31
- 20:52

What You're Doing の録音後記です。
まずドラムです。
今回はいきなりドラムソロから入る、珍しい曲。
しかもかなり特徴的な音。
所有する3つのドラム音源ソフトから一番似たものを探した結果「SESSION DRUMER」を使いました。
これをパラアウトし、それぞれの薄くアンビ系のリバーブを掛けています。
スネアは2種類の音を使い分け。
解説本などには、ティンパニを使っているとありますが、ホンマに使ってるでしょうか?
眉唾です。
次にベース。
これはPAUL・森ッカートニーくんによるプレイです。
今回はかなり注文を出し、かなりのテイクを弾いて頂きました<(_ _)>
これもバンド譜やTAB譜もろもろでは、単音でのプレイとして記載されてますが、サビの部分を除いて、全部和音奏法。
しかも、まるでギターをコード弾きするように弾いていると思われます。
これによってかなり近い雰囲気を出せたとPAULくん共々自負しております。
JOHNのギターはJ-160アコ。
BEATLESもかなりOFF気味に録っているようですので、コンデンサを1mほど離し、ピッキングをかなり強い目、しかもブリッジ寄りで弾きました。
サビ部のコード「E」での響きなんか、結構似てません?!
1STギターはもちろんRIC12弦。
冒頭のリフとカッティングが淡々と続きます。
ソロも、コードをばらしただけの、これという事も無いソロ・・・。
見かねて、マーチンがピアノをオーバーダブというところでしょうか!??
このピアノアレンジがさすがマーチンという仕事ですな(⌒^⌒)b
RIC12は、AC30で鳴らしたものをダイナミックマイクで録り、さらにアンシュミをほとんどフラットな状態で挿入しております。
トリル奏法と言うんですか?
この部分はリアルタイムで入力しました。
もちろん、3回に分けて(〃∇〃)
ボーカルはPAULがダブルで、ところどころハモってます。
そしてところどころ間違えてます(^-^;
あとは比較的低音を使った、ハミングのようなコーラスです。
これも3声。
最後にオリジナルとわたくしの作品の波形を入れておきました。
BEATLES自身もこの曲には相当苦労したようで、このアルバム内では最後に録音されています。
聞きこむと、いい曲なんですが、わたくしも今まではほとんど聞いたことが無かったのです('〇';)
「何かいいものが出てくるだろと希望的観測を抱きながら作り続けて、結果期待はずれのまま終わった曲」とは、PAUL自身のコメントです。
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