『ゴロツキはいつも食卓を襲う』
- 2012/05/06
- 15:04

昨日は、孫の初節句祝いで、息子夫婦・両家両親・両家ひいじいさんばあさんの10人で一席設けました。
普段は両方のじいさんを見ると(。>0<。)ビェェン の孫も、空気を読んだのかご機嫌でした。
まあちょっと慣れてきたいうのもあるでしょう。
今朝いつものようにFMラジオを聴きながら走っていると、面白い本の紹介がありました。
「ゴロツキはいつも食卓を襲う」という本です。
ヤクザ者が乱入してくるとき、一般家庭は常に食事中。
逃走シーンは必ず厨房を通り抜ける。
漫画や映画におけるステレオタイプ化した食事シーン、食品を用いた演出の定型を50個も取り上げて分析した本です。
作者の福田里香さんは料理研究家で料理本もかなり出してみえます。
この方が「フード理論」なるものを展開されるのです。
漫画やアニメや映画に登場する食品や食事のシーンがどのような演出に使われているのか、この定型的な演出のパターンを「フード理論」と呼び、さらに最も基本となる法則を次の「フード三原則」にまとめています。
第一原則 : 善人は、フードをおいしそうに食べる
第二原則 : 正体不明者は、フードを食べない
第三原則 : 悪人は、フードを粗末に扱うたとえば食べ方で、ドラマの中の人物像を作る。
水戸黄門で例えてましたが御老公は普通の村人から出されたものを、助さん格さんが「御老公になんと失礼な物を!」と止めても「良いではないか。」と言って食べる=いい人
悪代官は沢山の贅沢な食事を並べながら、ほとんど食べずに残す=悪い人
その悪代官に「先生もおひとつ!」と進められる、用心棒は箸さえ付けない=得体の知れない人物
エンディングで「御老公、待って下さいよ~」と喉に団子を詰まらせて追いかける、うっかり八兵衛=おっちょこちょい
と、なるそうです。
他にも
◎マヌケはフードを喉に詰まらせてあせる
◎食いしん坊の寝言はいつも「うーん、もう食べられない」
◎絶世の美女は何も食べない
◎煙草を手放さないひとは、心に秘密を抱える傍観者
◎動揺は、お茶の入ったカップ&ソーサーをカタカタ震わせることで表現される
◎驚きは、液体をブッと吹き出すことで表現される
◎マグカップを真顔でかかえたら、心に不安があるか、打ち明け話がはじまる
◎男前が水道の蛇口から直接水を飲んでいると、かわいこちゃんが話しかけてくる
◎スーパーの棚の前でふたりが同じ食品に同時に手をのばすと、恋が生まれる
◎カーチェイスではね飛ばされるのは、いつも果物屋
◎逃走劇は厨房を駆け抜ける
なるほどあるある、と思いまへんか?
面白そうです。
けどここだけの話、買うほどでも無さそうなので図書館で借りてこようかと・・・。
っと、時計を見ると午後3時。
あと半日で楽しかった9連休も幕を閉じようとしております・・・・。