DON'T BOTHER ME~録音後記
- 2012/01/28
- 17:22

今回もTR別に解説を。
1~2TRは前回説明したように、BEATLESオリジナルとテンポ測定用のTRです。
3TRはJOHNがAメロで弾く325のフレーズをアンプ録りしたものです。
今回全ギターを生アンプで録ろうと試みたのですが、このリフだけはアンシュミの方に軍配が上がりアンシュミTAKEを採用しました。
18TRが325のアンシュミバージョンです。
POD FARMを使い、SETTINGはこんな感じです。

4TR~12TRはドラムを始めとするパーカッション類です。
4TRのクラベスはZOOMのリズムマシーンにあったプリセットをエディトし、リアルタイム録音したものを極端にリズムがずれているものだけをクオンタイズしてあります。
5TRにはタンバリンが録音されています。
これが一番悩んだひとつなんですが、冒頭から2拍4拍でずっと入るパーカッションです。
タンバリン説とフットハイハット説があります。
始めタンバリンを録ってみたのですが、うちの安物は径が小さいため非常に音が高くオリジナルとは全く違います。
もっと径の大きいタンブを使っていると思われますが、聞き方によってはHHのように聞こえなくもありません。
そこで、最もFOOTーHHらしくないHHの音を使ってます。
よってこの5TRは最終的に「ボツ」です。
FOOT-HHは24TRに入っています。
TR6はアフリカンドラム。
という解説がありましたが、いったいどういうものか全くわかりません。
そのものずばりの音源は無かったので、膨大な数のTOM用サンプリング音源から一番それらしいものを探しました。
なかなかGOOD JOG,JOHN LEMMON!!と、ちゃいますか(^^)b
8~12TRはドラムです。
この曲のスネアは歌の部分とオカズの部分でかなり強弱に差があります。
そこであとからエディットしやすいように、10と11の2TRを使って別々に打ち込んでいます。
13~14TRはベース。
この曲はGEORGE曲にありがちなPAUL弾きまくりベースです(^-^;
これを通してミスらずひくことはわたくしには無理・・・・。
ということで、だいたい4小節ずつに分けてこま切れで弾いて録音するという、多重録音ならではのズルに走っております。
いや~便利な世の中です(〃∇〃)
15~16TRはイントロやサビで聞ける、トレモロのかかったギターです。
これも325を使って、AC-30からマイク録りしました。
ちょっと音が違うのでもしかするとこのアルバム限定で使われている425の音かも・・・。
17TRは間奏のソロギターです。
これも生アンプからマイク録りです。
こういう、ただ単純にエレキギターの音を大きくしました!という音はアンシュミの不得意分野。
どうしても、歪が加わってしまいます。
GEORGEはカントリージェントルマンを使っていると思われますが、わたしはカジノでかなり良く似た音で録れたと思います。
その後にボーカル。
これはGEORGEのWトラックですので、2TRで録りそれぞれトラックの複製でさらにWにして、下手なボーカルにちょっとでも厚みを出そうと苦心しております。
23TRはイントロ終了間際に聞こえる、誰かのしゃべり声。
米国在住の友人に訪ねたところ「WOO DOES?」じゃないかな・・・?
そんなん、どうでもええやん┐(-。ー;)┌
と言われましたが、そういうどうでもええとにこだわりたいのが宅録ミュージシャンの悲しい性・・・。
でこのTRのはわずか1秒の「WOO DOES?」が録音されています。
ブログからこられた方は
音源はこちら