ALL I'VE GOT TO DO 公開です。
- 2010/08/03
- 21:16

録音後記
今回ギターはJOHN、GEORGE共にRIC325です。
この曲はいろんな説があります。
まずイントロのちゃら~んですがこれを私の所有する全てのギターで録音したものの全部違いました。
やはり噂通りRIC425なんでしょうね。
中にはJOHN J-160E GEORGE カントリージェントルマンなんて書籍もありますがこれどう聞いてもCGではないでしょ!
JOHNは325だと思います。
GEORGEは425なんでしょう。
しかし持っていません。
じゃあどうすればええんかい・・?
いろいろ試してみました。
全く音が違います。
でも2本のギターが混じって聞こえる部分になるとまるで1本で弾いているように聞こえるんですね。
で、ふと思ったのですが写真でわかるように425は1ピックアップなんです。
まあ325で言うセンターピックアップあたりにたった一つだけ付いています。
今まで325はピックアップセレクターを一番下、いわゆる一番シャリシャリした音が出る位置でしか使ったことが無かったのです。
JOHNは常にこの位置だった・・という理由から。
試しにセレクターをいじってみると「おっ!」それらしい音になるではありませんか!
いまだかつて使ったことが無い一番上にしてみると、正にGEORGEのカッティング音が出ました。
ということで今回、JOHNは325 トーンセレクター↓。
GEORGEは325 トーンセレクタ↑となっております。
しかししかしそれだけではイントロの音は違うんです。
イントロは更にイコライザーやCOMPで色づけしております。
以上がギターのうんちくでございます。
次、こだわりポイント2。
それはドラムなんですがこの曲デジタルリマスターで聞くと良くわかりますが左のバッキングCHで「キュッ、キュッ」という音が聞こえます。
多分タイミングから見て、RINGOのバスドラのペダルが出しているノイズだと思います。
これを再現!!
って、まあ人によってはどうでもええことなんですがねえ。
この音はたまたまヘッドフォンを持った時に耳当ての部分が動いて「キュっ」という音を出したので、これだ!!と思いサンプリングして使ってみました。
以上二点が今回のこだわり、そして一番苦労した点ですね。
それにも増してすごいのはなんと言ってもJOHNのボーカルは上手い、そしてSEXYということです。
そりゃPAULも上手いです。
しかしJOHNの艶っぽさにはとてもとても!
だから初期の曲でGEORGEのボーカルでは派手なベースを弾きまくるPAULがJOHNのボーカルではほんまに大人しいオーソドックスなベースラインを弾いたのはJOHNのボーカルに一目置き、その雰囲気を壊しては申し訳ないと感じていたからではないでしょうか?!
いやきっとそうです。
以上、録音後記でした。
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