2シームと4シーム
- 2014/04/23
- 19:40

プロ野球も開幕から約1ヶ月が過ぎようとしています。
我がカープは投手陣の踏ん張りもあり首位を走っております!!!
さて最近中継を見ていると2シームとか4シームとかカットボールとか、馴染みのないボールが出てきますよね?!
違いを知ってますか?
2と4の違いは基本握り方だけです。
ボールが1回転するときに縫い目(シーム)が2回見えるか4回見えるかです。
4シームとはいわゆる直球、ストレートです。
2シームはシュートと同じ変化をします。
右投手VS右打者では打者のインコースに入ってきます。
2シームとシュートの違いは肘を捻ねるかひねらないかです。
シュートを多投すると肘への負担が多く故障しやすいという考えがあります。
そこで2シームが流行してきました。
アメリカでは少年野球でストレートの次に教えるのがチェンジアップなのです。
日本ではカーブかスライダーですが、アメリカではチェンジアップ、真っ直ぐと同じ投げ方で握りだけを変えるこの球種の方が肘への負担が小さいということからだそうです。
ですから外国人投手でチェンジアップが投げられない投手はいません。
ついでにカットボールですが、これもボールにかける指をちょっとだけずらして切るように投げることで微妙に打者の手元で変化します。
スライダーは変化も大きく三振を取りにいくボール、一方カットボールはバットの芯を外して凡打に打ち取るボールという位置づけです。
そして何よりも有効なのはこの2,4シーム、チェンジアップ、カットボールは同じ投げ方で握りだけが違うということです。
打者は真っ直ぐと同じフォーム、同じ腕の振りから違うボールが来るのでタイミングが取りにくいということになるのです。
ただしこれはかなり高度なレベルで競う場合に有効で、我々が経験してきた草野球では意味無し番長かと思われます。